いつもわたしの近くにある、町のカフェ。
1年継続するのが難しいといわれる飲食業界のなかで、すでに3年も梅島で親しまれているmajicaさん。地元の食堂として支持される理由はどこにあるのでしょう?
「自分だったらこうするのに」がカタチになった。
majicaさんといえば、私にとってはご飯もスイーツも、なんでもおいしいお店です。もともと飲食の経験があったんですか?
ずっと飲食の世界にはいました。喫茶店やホテルで、サービスから厨房まで経験を積ませてもらったんだけど、同時に「私だったらこうするのに」「こうしたらもっと美味しくなるのになぁ」って思うこともよくあって、いつか自分の店を持ちたいなとずっと思ってました。だって、言われたことだけやるのはつまらないじゃない? それがちょっとストレスで。
いったん家庭に入って仕事は辞めたんだけど、いろいろあって、「これからは自分の好きなことをやろう!」と。それで、自分のお店を持とうと思って、そこから専門学校に通って経営全般について学んだんです。majicaは学校を卒業してから開いたお店です。
混み合う曜日でなければ、基本的に一人で切り盛りする。お話を伺った日もお客様のオーダーを受けてキビキビと動く恵子さん。
たっぷりの無農薬野菜と食へのこだわり。
majicaさんの特徴の一つに、たっぷりと添えられた野菜がありますよね。サラダに、スープに、ロールキャベツ。お料理に対するこだわりはなんですか?
野菜は、実家で育てている無農薬野菜を使っています。いつも採れたてのものを送ってくれるので、それをどうやって生かすかをいつも考えてますね。
こだわりといえば、ボリュームたっぷりってことかな。自分が好きだから(笑)。だってせっかく来てくれたんだから、やっぱりお腹いっぱいになって笑顔になって帰ってもらいたいでしょう?
テイクアウトも可能な日替わりマフィンにも実家の果物がたっぷりと使われている。この日はゆずとりんごのマフィン。
人情味あふれる町で。
ここ梅島を選んだのはなぜですか?
もともと足立区歴は長いんです。足立区は人情味があって、人が親切。お店の物件を探すときは、越谷あたりから足立区寄りに一駅ずつ降りては調査していて、梅島に降り立ったのはほとんど初めてだったんだけど、ここは近くに区の施設もあるし、働いている人も多いし、何より町の雰囲気がいいなって。
いま来てくれるお客さんもみんな、「がんばってね」って言ってくれて、友だちを連れて来てくれるの。ありがたいですよね。
majicaさんに来るお客様は気さくな方が多く、恵子さんを通して自然と言葉を交わせるような間柄になってしまうのです。これぞmajicaマジック!
楽しそう!ってピンと来たナナシノ商店街。
majicaさんは、ナナシノ商店街が立ち上がったとき、いち早く興味を示してくれましたよね。
最初に構想を聞いたとき、メンバーの顔ぶれからして「楽しそう!」ってピンと来たもん。個人店っていう一つ一つの独立した存在が、横に繋がったら面白いことができるなって。ローカルバッグも、それぞれ素材を出し合って一つの物を作る試みでしょう? 直感的に楽しそうって思った。
加盟店の証、ナナシノ植物看板はどこにあるでしょう? majicaさんを訪れたときは探してみて!
取材後記
質問に対する恵子さんの答えは明快!の一言に尽きました。それはCafe majicaというお店そのもの、裏も表もない恵子さんの人柄が現れたかのよう。あなたもぜひ、恵子さんの作ったお料理を前にmajicaのストーリーを「間近で」感じてみてください。
(文責:なおこ)
イベント案内
ローカルバッグ 見て・さわって・買える3日間
in Cafe majica
2020年3月20日(金・祝)- 3月22日(日)
「加盟店の自分でも、次は何をやるんだろう?って楽しみ」と、ナナシノ商店街の活動に興味を持ってくださっているmajicaさん。ウチも何か協力したい!と言ってもらえたので、ローカルバッグ展示販売会をmajicaさんで開催させていただくことにしちゃいました!
ローカルバッグ 見て・さわって・買える3日間 in Cafe majica
2020年3月20日(金・祝)〜3月22日(日)
只今、先行予約受付中。詳しくはローカルバッグのページをご覧ください。